【3年次編入とは?】スケジュール・志望校の選び方・難易度・デメリットなど徹底解析!

編入
らっこ
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実際に高専から編入試験を経験した自分が3年次編入に関する様々な疑問を解決していきます。

この記事を読むとこうなります。主に高専生を想定して書いています。

  • 3年次編入に詳しくなれる
  • 3年次編入のメリット・デメリットが分かる
  • 3年次編入のスケージュールが分かる
  • 3年次編入の志望校の決め方が分かる

それでは順に説明していきましょう!

 

3年次編入とは

3年次編入=3年生から他の大学に入りなおすこと
留年でも浪人でもなく同じ学年で大学を変えて入学できます。

ちなみに”3年次”がない「編入」だと高校の話で、高校を一時的に離れた人が空白期間を経て別の高校に入りなおすことを言います。
また、似た表現で「転入」というものもありますが、こちらは空白期間なく別の高校に入りなおすことを言います。

この記事での「編入」は大学での3年次編入を指します。

 

どんな人が多い?

3年次編入をする人はどんな人なのでしょうか?なかなか周りにいませんよね。

3年次編入をするのはこんな人

  • 短大学生
  • 高専生
  • 別の大学に行きたい人

編入を選択する人は高専卒が圧倒的に多いです。高専生が大学に行く手段は編入学しかないため必然的に多くなります。

また、中には学歴コンプ解消や転学科のために編入するという人もいます。
編入は浪人とは違い、落ちても元の学校で頑張ればいいですし、センターより簡単なのでお得です。ただ、2年間の内に友達ができたりとモチベショーンの面を保つのが難しく、編入を選択する人は少ない印象です。

 

3年次編入のスケジュールは?

高専4年春:志望校を考え出す・TOEICの勉強を始める

高専4年夏:オープンキャンパス

高専4年冬:志望校決め、卒業研究室決め(高専)

高専5年春:最終志望校決め

高専5年5~6月:願書提出

高専5年6~7月:編入試験&合格通知

高専5年秋:確約書提出

といった流れです。就職活動は早い人だと春休みから始めるのに対し、編入の活動は1~2か月遅い5月頃からになります。旧帝大などいわゆる有名大学ほど試験が遅めです。

高専4年の春で編入試験を考えるのはかなり早いです。試験範囲は大学によって大きく異なるので、大学が決まらないうちはTOEICや微積分・代数学など、どこの大学でも使える勉強から始めましょう。

【2020年完全版まとめ】元高専生が教える工学部編入おすすめ参考書【数学編】

【2020年完全版まとめ】元高専生が教える工学部編入おすすめ参考書【物理編】

↑過去問の入手方法などについて書いています。

 

編入スケジュールに関するQ&A

ここからは、自分が編入時に気になった疑問をQ&A形式でまとめました。
もちろん細かいところは大学や高専にとって違うので自分で調べてください。あくまでも自分の観測範囲でのことです。

Q:願書は何校まで提出可能?
A:試験日が被らない限り、何校でも可能です。専攻科も合わせると4校くらいが平均のイメージです。ただし推薦は、願書提出から合格発表までを一括りにして期間が被ると受けられません。基本どの大学も推薦の期間が被っているので、推薦は必然的に1校になります。
Q:推薦合格は断れる?
A:断れません。推薦条件にも含まれていますし、もし断った場合次の年からその高専の後輩が推薦を貰うことができなくなります。(高専の担任談)
Q:試験から合格発表までの期間は?
A:1~2週間ほど。受験人数も少ないのでかなり早いです。
Q:同じ大学の推薦試験と一般試験を受けることは可能?
A:可能です。推薦試験の合格発表の後に、一般試験の願書受付が開始するので授業料も無駄にならなくて済みます。一般試験の方が推薦試験より早いです。
Q:推薦編入試験の合格率は?
A:大学や学科によって異なります。大学のHPに行くと何年間か前からのデータが載っています。(ここ数年はIT系の学科が人気で機械系が不人気です)必ず受かるわけではないので一般試験で合格することを目標に勉強することをおすすめします。
Q:大学が指定している合格人数って実際のところどうなの?
A:近年、文科省(?)からの指示で「少数」という記載から具体的な数字へと書き換えられていますが、実際は少し多めにとってくれます。編入試験は何校でも受験可能なため滑り止めに受ける人がたくさんいるからです。
Q:編入試験期間の卒業研究はどうなるの?
A:自分の高専では、編入期間は卒業研究がないところが多いです。ただし、推薦など面接があるところでは卒研について聞かれたりもするので、多少は手を付けておいた方がいいのかもしれません。

3年次編入の志望校の選び方は?

志望校を選ぶ要素は以下の7つ

  • 場所
  • 研究室
  • 大学院
  • 就職
  • 難易度
  • 推薦
  • 英語の試験形式

3年次編入では入学時点で学科が決定し、それに伴って研究室もある程度絞られます。

そのため、研究室から志望校を決めるのが一番だと思います。研究室は学校のHPを見れば載っていますし、もっと詳しく知りたい人は教授の名前で検索し論文を見るという手もあります。

また、大学院に行くのであれば研究室の先生の紹介で就職先が決まることもあります。そのため、先生の共同研究先の企業なども調べるといいでしょう。

 

3年次編入の推薦基準は?

3年次編入の推薦の有無は学校によって異なります。旧帝などレベルの高いところの方が推薦がないところ多いです。

推薦基準の例を挙げるとこんな感じです。

  • 3,4年次の席次上位20%
  • 1~4年次の席次上位10%
  • 学校が優秀と認めたもの
  • 自己推薦

基本は3,4年の席次が見られます。しかし中には、1年生から4年までの席次が見られる大学(農工大など)もあります。

明確な推薦基準がなく、「学校が優秀と認めたもの」とふわっと書かれているものところもあります。これは、高専によるので確実ではありませんが、自分のところは席次の半分より上であれば大丈夫でした。(確か、千葉大学がこんな感じだった気がします)

長岡技科大や豊橋技科大は、推薦(席次上位25%程度)を貰えれば、推薦書のみで試験が必要ありません。

推薦書は担任の先生が書いてくれるため、担任とは仲良くしましょう。

 

3年次編入の難易度

センター試験>3年次編入>大学院外部>大学院内部進学
と一般的には言われています。

3年次編入は、センター試験に比べ科目数が少ないです。自分の経験した工学部の3年次編入では、数学、物理、専門科目、英語の4教科のみでした。英語はTOEICで振替が効くところも多いので英語が出来ない高専生には救いです。

推薦基準に席次順位があるものの編入試験は蓋を開けてみると大学のランクと高専での席次はほとんど関係がありません。なぜなら、大学によって出題範囲が大きくことなり、個人の得意不得意なども大きく影響してくるからです。

春休みから試験までの3ヶ月がものすごく大事です!
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とは言っても、編入の勉強は必ずしも簡単とは言えません。

なぜなら、編入は非常に情報が少ないからです。(次の項で詳しく説明)

 

3年次編入のデメリット

情報が少ない

編入学は情報が少ないです。ここでは自分の情報の集め方を紹介します。
塾やガイド本がないので、基本的に情報はネットになります。

勉強方法

過去問の入手方法

特にZENPENはおすすめです。実際に合格した先輩の体験談が載っていて、合格した後に繋がれたりします。おのすすめの参考書や勉強方法なども書いてくれているので自分の志望校以外の体験談も読む価値があります。(自分も過去に投稿したので残っています)

下の記事に詳しく書かれています。
【2021年度版】大学編入における過去問の集め方! | らっこブログ (nt-blog.com)

内部生と馴染めない

編入生は内部生との絡みがほとんどありません。
編入生は、単位振替の都合で自分の学年の授業を取ることが少ないため、交流も減ります。

研究室が決まるまでの10月までの間に内部生と仲良くなる必要があります。

 

単位認定が大変

3年次編入は高専(または編入前の大学)で取得した単位数を振替ることで、3年次から学ぶことができます。

高専(または元の大学)で取得した単位と編入先の大学の学部によって認定単位数は異なります。そのため転学科すると認定される単位数も少なくなります。また認定上限もあります。

ちなみに、東大は認定単位数の関係で自動的に留年(2年次から)になってしまいます。

第二外国語など認定できる単位は大学によって異なるので、余裕がある人は前もって志望校の先輩などに話を聞き、高専で取得する単位を考えるのもいいのかもしれません。

3年次編入のメリット

デメリットもありますが、メリットも多くあります。

併願がいくつでも可能

正直これが編入の一番のメリットです。

編入は試験日が被らない限り国立・私立問わずいくつでも出願することができます。

しかし、推薦試験だけは、出願から合格発表を一括りにして期間が被ると出願することができません。

英語の試験にTOEICが使える

編入試験では英語の試験にTOEICの点数を使うことができます。

基本的に大学は換算方法を教えてくれません。ですが、噂によると点数の上限が決まっていてその中の割合で換算するようです。(確か筑波大学は730が上限)目安としては、地方国立なら600点前後、旧帝なら700前後あると安心でしょう。

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恥ずかしながら自分は500点後半くらいでした。

試験は一度きりですが、TOEICは何度も受けられるので、英語が苦手な高専生に優しい制度です。また、高専ではTOEICの単位振替制度もあるので、二重でお得です。

大学によってはTOEFLのところもあります。志望校の募集要項を良く読んで勉強を始めましょう。

まとめ

編入試験は志望校に合わせた対策をすることがとても大切。ですが、情報が少なく傾向を読みにくいので情報戦を覚悟する必要があるでしょう。

  • 大学に編入した先輩
  • 高専の担任
  • 同級生(Twitterで繋がるのもあり)

あたりから情報収集をしましょう。編入試験は孤独との勝負です!仲間を見つけてたまに息抜きをし、自分のペースで頑張ってください!応援しています!

高専で進路を選択する上での編入のメリット・デメリットをまとめた記事もあります。

 

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