文章を書くことに悩んでる全ての人へ『読みたいことを、書けばいい。』

読書レビュー

実は、ネットの文章の約9割は「随筆」なんです。

じゃあ随筆って何?

『読みたいことを、書けばいい。』レビュースタート!

著者はどんな人?

田中泰延さん

コピーライター、ライター

電通を退職後、「青年失業家」と称し、フリーランスとして活動。

どんな人が読むの?

・どんな文章を書けばいいか迷っている人

・文章を書くことでお金を稼ぎたい人

・自分の文章を読んでもらうには「技術」が必要だと思い込んでいる人

本の内容は?

「自分が読みたいものを書く」「読者としての文章術」書くための考え方を示す本です。

「正直な書き手が増える」ことを目的に作られた本です。

ネットで文書を書きたい人、ライターになりたい人に向けて書かれています。

1章 随筆って何?

ネットで読まれている文章の9割は「随筆」だという。でもほとんどの人は随筆について知りません。

随筆とは「事象と心象が交わるところに生まれる文章」

ちなみに

事象…報道、ルポタージュ

心象…創作、フィクション

のこと。著者曰く、ネットで文章を書くいわゆる「ライター」になりたいなら書く分野の定義を自覚した方が良い。

僕もブログを始めるにあたって「PV数の増やし方」とか見たことがあります。

でも、書かれていることはどれもシステム的なことで、その人の他の記事を読んでみると驚くほどつまらないし、本人の顔が見えない。どこか嘘っぽいんです。「〇〇を改善する10の方法」とかよくあるでしょ?あれです。

(「つまらない文章でもPV数を稼ぐ方法」っていう題名にでもすればもっとバズるのに)

2章 特定の誰かに書くな

「自分が読みたいと思う文章を書け」、終始このことを言っています。タイトルが全てです。文句を言ったり冗談を言ったり時には皮肉を混ぜてみたり、この本を読んでいるとタイトルの意味がひしひしと伝わります。

3章 自分の内面を語る人はつまらない

事象は、常に人間の外部にあるものであり、心象を語るためには事象の強度が不可欠なのだ。

とあります。最後に心象を述べるためには、事象を提示して興味を持ってもらわなくてはなりません。「とにかく事象を集めろ、一次資料を調べろ、ライターの考えなんか1%でいいんだと」言っています。

「〇〇になるための10選」とかがどこか嘘っぽく聞こえるのは、たぶん一次資料じゃないからなんでしょうね。

4章 書くことの意味

著者が思う「書くことの意味」について語っています。1章〜3章までを読むからこそ刺さると思うので、ここにはあえて書きません。自分で読んでみてください。(書くのめんどくさくなってきたからじゃないです)

著者の経験を生かした文章術コラム

このような書き出しで始まります。

この本はハウツー本でもビジネス書でもない。だが、うっかり実用的なことを書いてしまう場合がある。

著者の言う通り、この本には基本ノウハウは書かれていません。

でも、著者も経験を元にした、「広告の書き方」や「履歴書の書き方」が書かれています。

立ち読みするならここですね笑

あと、過去にネットに書かれた文章のURLも載っています。(まだ見てないけど時間あるときにみようと思います)

感想

著者の印象は正直なおじさん

加えて、ちょっとだけ毒とユーモアがある。

終始「書きたくないけど頼まれたから書いてる」、「読者のために書いてるわけじゃない自分が楽しむために文章文章を書いているんだ」というスタンスです。だから、文章がすごいスッと入ってくるし、嘘がないことがわかる。その時のテンションで書いているからあんまり推敲とかしてないんじゃないかなとか思います。(失礼言ってすいません笑)

しかも、文章から顔とか体型までなんとなく想像できるんです。(途中で顔写真出てきますけど)顔写真見ないまま文章読んで見てください。僕はイメージ通りでした。

それが書きたいことを書くということなんだろうなと思います。

今の自分にぴったりな本でした。おすすめです。

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