SNSでバズりたい人必読の1冊!

読書レビュー

SNSでバズりたい

でも、どうすればいいかわからない、、、

こんな悩みを抱える人は多いことでしょう。しかし、この本の“バズる”

“SNSで爆発的に拡散される”のバズるではなく、

”人の心を動かす“バズるです!

さぁこの本に書かれている“バズる”の本質とは?それではレビューいきましょう!

 

著者はどんな方?

三宅香帆さん

京都大学大学院卒    京都天狼院書店元店長

書店員として本を紹介するために書いたブログがバズりはてブ数ランキングで年間2位を獲得。

三宅香帆さんのブログ

三宅香帆の日記です。 - 東京物語
三宅香帆のブログです。日々の感想やレビューなど。感想は基本的にネタバレ含むのでご注意を。

 

この本の内容は?

「読んでて楽しい文章の法則」をまとめた本で、様々なジャンルの文章を例に出してバズる文章の書き方を教えてくれます。

 

いったん

「文章で的確に伝える」

という“技術的な考えをわきに置いてみて……

そして

「文章で楽しんでもらう」

という”文学的“な目線で書いてみませんか。

 

著者曰く、一時的なブームで終わらせないためには「みんなに好きになってもらう文章」を書くこと。

 

この本の目的は、

1、(文章の終わりまで読もうかな)と思ってもらう。

2、(この人いいな)と思ってもらう。

3、(広めたいな)と思ってもらう。

そんな文章をかけるようになることです。

楽しい文章の法則をまとめているだけあって、やはり書評そのものが読んでいて楽しい気分にさせてくれます。また、法則を惜しみなく使ってくれていて、余す事なく教科書になっています。

 

どんな人が読むの?

・文章を読んで感じた「楽しい」をもっと言語化して共感されたい人

・楽しい文章が読みたい人、楽しい文章が書きたい人

 

自分も書評に挑戦!

引用文はないですが、この本に習って「〇〇の〇〇力」というように見出しをつけて三宅香帆さんの『文芸オタクの私が考える バズる文章教室』の書評をしてみました。

なんというか、本を紹介するという定で書いていますが、熱量としては作者へのファンレターのようなものです笑

(書評の書評とか、なんて難しいことやり始めちゃったんだろう、、、暖かい目で見てください笑)

 

三宅香帆の選定力

この本の1番の特徴は、誰もが知る一流作家の作品を例に出して分析しているという点です。

しかも、その例に出して引用する著者と文章の種類が多いのなんの。さすが元書店員だけあるなというか、読書量が恐ろしいなと思います。小説からアイドルの歌詞、雑誌のコラム、ブログなど非常にバリエーション豊富です。普段本を読まない人でも大丈夫です。

「この作者の方ってこういう文章書くよね」でも分析が難しいのに、「楽しい文章ってこういうのあるよね。例えばね〜」のような感じで文章を紹介してくれるのです。

楽しい文章の法則を知ると、全ての文章の見方が変わりました。文学の面白さを知ると同時に例に挙げられている著者の作品を読んでみたくなりました。

 

三宅香帆の抽象化力

語感が悪いのは許してください笑。

著者の法則を見つける力がすごいと思いました。何気なく読んでいる文章に隠された法則を見つけ「どうすればおもしろいと感じてもらえるのか?」ではなく「なぜおもしろいと感じるのか?」という視点。ハウトゥー本というよりビジネス本に近いかもしれません。そして、どちらかと言うと書き方目線の本ではなく読み方目線の本ですね。

ジャンルも様々な作者の文章を引用しては、「ここってこういう技法があってね」とか「面白いと感じるこの文章こんな法則があるんです」とバズっている文章からおもしろいと感じる理由を探すというコンセプトになっています。

法則を見つける視点で本を読むと楽しくなりますね。法則は理系の分野だけでなく文学にもあることに気づかされました。書評というより論文を読んでる感覚で、この方は文系というより理系に近い印象を受けました。

 

三宅香帆の改悪力

僕は書評というものをあまり読んだことがないですが、これをやっている本は珍しいのではないかと思います。

この本では、引用した著者の文章をあえて悪く書き変えています。しかも、その改悪がとても綺麗なんです。矛盾した言葉ですが読んでみたらわかります。本当に綺麗な改悪です。

元の文章と改悪された文章を比較することで、元の文章の良さがはっきりとわかります。

引用文が練習問題、改悪文がそのヒントでのようなもので、最後に答えとして隠されている法則を教えてくれます。

 

三宅香帆のプレゼン力

本が大好きな友達におすすめを聞いてるような、作家さんの良さをプレゼンされているような、そんな気分にさせてくれる本です。

オタクと呼ばれる人に専門知識を聞くと普通はその熱量についていけなくなり聞くのが面倒になってしまいがちですが、この方の話はとても心地の良い熱量で「もっと教えて!」と引き込まれていきました。

 

感想

インターネットが発達し「個人が発信する」ことが簡単になった今の時代、文章力はコミュニケーション力と同じくらい重要なものだと僕は感じています。

自分がおもしろいと感じたことを言語化しそれを120%伝えることができるようになると、共感されコミュニティが生まれます。

普段読むのはビジネス書や学術書ばかりで、全く小説を読まない完全無欠の理系大学生ですが、この本を読んだ後気づいたら図書館で小説を借りていました。文学に触れるにはまず「楽しい」ということを知ることから始まります。文学への入り口としてはこれ以上ないと僕は思います。

この本で一貫して著者が言いたいことは1つ、

文章って楽しいよね

っていうこと

少しでも読めば言いたいことがわかると思います。cakesで連載しているので読んでみてください。

三宅香帆
文筆家、書評家。 1994年生まれ。高知県出身。 京都大学大学院人間・環境学研究科博士前期課程修了。博士後期課程中途退学。大学院時代の専門は萬葉集。 大学院在学中に書籍執筆を開始。 現在は会社員の傍ら、文筆家・書評家として活動中。 著書に『人生を狂わす名著50』(ライツ社)、『文芸オタクの私が教える バズる文...

 

子育てのスキマ時間に本を聴いて楽しむ – audiobook.jp

 

コメント

  1. […] posted with ヨメレバ三宅香帆 笠間書院 2020年09月23日頃楽天ブックスで探すAmazonで探すKindleで探す同じ著者の『文芸オタクの私が教えるバズる文芸教室』の読書レビューもこの本で著者の三宅さんの文章が好きになった。おすすめです。 […]

  2. […] SNSでバズりたい人必読の1冊! に 『(読んだふりしたけど)ぶっちゃけよく分からん、あの名作小説を面白く読む方法』 | らっこブログ より […]